重本コンサルティングオフィス
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2020/8/31

転職のきっかけは?

 程度の差はあれ、大半のビジネスパーソンは転職を考えている、あるいは考えたことがあるに違いない。ただ、企業からすると、社員が他企業に移ってしまうのは大きな痛手となるので、可能な限り防止しなければならない。

 そもそも社員が転職を考えるには、何らかのきっかけがあるはすだ。先般、転職支援サービスのエン・ジャパンが実施した「転職を考え始めたきっかけ」についてのアンケートを見てみよう。

 まずは、「現在は転職を考えていますか?」という質問に対し、96%が「考えている」(真剣に考えている:77%、漠然と考えている:19%)と回答している。その方たちに転職を考え始めたきっかけ尋ねたところ、上位5つは次の通りである。

①「やりがい・達成感を感じない」40%
②「給与が低い」36%
③「人間関係が悪い」26%
④「自分の成長が止まった・成長感がない」24%
⑤「評価・人事制度に不満があり」23%

 年代別に見ると、①②④は世代が若いほど高い傾向がある。20代は「残業・休日など拘束時間が長い」(24%)も他の年代より高くなっており、働き度合いが報酬に結び付いていないことへの不満がうかがえる。他にも、「他にやりたい仕事ができた」(18%)が多世代よりも多く、隣の芝生が青く見えるのは、やはり若い人に多いようだ。

 逆に③⑤は高年齢世代の方が高い傾向がある。「人間関係が悪い」が高まるのは、ミドルになるにつれ、上からのプレッシャーと下からの突き上げという上下関係に加え、他部署との調整など横の関係も広がるため、人間関係が複雑化することがあるのだろう。また、評価制度・人事制度においても、中高年では処遇の格差が顕著になることから不満が大きくなると考えられる。

 一方、男女別では大した相違は見られないが、①の「やりがい・達成感を感じない」が男性の方が6ポイント高い。やりがいや達成感を重視するのは男性の方が多いということだろうか。女性の方が現実的と言われれば、そのような気もする。他に、「業界の将来性に不安を感じる」が、男性の方が5ポイント高いのも特徴的である。

 さて、企業の視点に立てば人材の流出を防ぐために、まずは、やりがいを感じてもらうこと、達成感を味わってもらうことが重要といえる。

 どちらも日常業務の中でお客様や上司の言葉などを通じて得られるものだが、どうしても偶発的になってしまう。機会を増やすためにも、やりがいや達成感を実感できる仕掛けを施策として講じることが重要となるだろう。

 たとえば、何らかの支援を受けた社員が相手に感謝の気持ちとして「サンクスカード」や「サンクスポイント」を贈る仕組みを導入する企業があるが、これもその一つと考えられる。

 また、近年、上司と部下との間で定期的な1on1ミーティングを行う組織が増えているが、そこでやりがいや達成感を覚えたことを互いに振り返るのもよいかもしれない。

 何にやりがいを感じるか、どのようなときに達成感を得られるかは人それぞれである。人事制度というと精緻なものを考えがちだが、あまりこだわらずに、思いついたものを実行してみるのもよいのではないかと思う。     
 

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