評価者研修のケース作成 |
ケースの種類
当オフィスで作成する人事評価のケースには、主に次の2つがあります。
1.能力・行動評価などに用いるケース 2.業績評価(目標管理)に用いるケース |
1.能力・行動評価などに用いるケース
これは、社員の日常の職務遂行の様子を記述するもので、さらに次の2つに分けることができます。
① 短文列挙方式 (サンプルはこちら)
② 文章方式 (サンプルはこちら)
②の文章方式には、さまざまな日々の出来事を記述した日記形式と、一連のプロジェクト作業の様子を記述するなど一定のテーマに基づくストーリー形式の2つがあります。どちらを選択するかは、業種や研修対象者、研修目的等によりますが、評価制度を総合的な視点から確認するという意味から、日記形式の方が一般的といえます。ちなみにサンプルは日記形式のものです。
文章方式では、評価対象となる行動や事実を抽出したうえで、評価レベルの判定をすることになりますので、あらかじめ行動・事実が示された短文列挙方式に比べて難易度は高まります。
①短文列挙方式のメリットは、以下のとおりです。
・初めて評価をする人や自社の制度を熟知していない人でも評価しやすい ・作成が比較的簡単である(=作成コストが安く済む) ・多くの行動事例を評価できる |
一方、②文章方式のメリットは、以下のとおりです。
・周囲の状況や行動の背景などがわかり、実際の評価により近い体験ができる ・どの行動をどのように評価するかについて、多様で深いグループ討議ができる ・被評価者のプロフィールが明確化できるので、面談ロールプレイなどに展開しやすくなる |
デメリットは、各方式のメリットの逆を考えればよいでしょう。
これらメリット・デメリットを勘案して、どちらかを選択することになります。もちろん、階層に応じて使い分けるということも可能です。
2.業績評価(目標管理)に用いるケース
目標管理のケースでは、目標設定に関するケース(サンプルはこちら)を作成します。これは、設定された目標が妥当であるか、目標設定面談においてどのようにアドバイスするかを念頭に置いたものです。実際、このケーススタディは、目標設定面談ロールプレイと併せて行うことがほとんどです。
なお、達成度評価のケースを作成できないこともありませんが、研修効果は限定的になると考えられます。達成度評価には目標管理シートの情報だけでなく、外部環境や進捗管理の状況なども必要となるため、達成度評価面談のロールプレイが困難であるからです。
特長
当オフィスで作成するケースは、次のような特長があります。
・種類や方式など、企業のニーズに合わせて柔軟に作成します ・階層や職種など、ニーズに応じて作成します ・企業の評価制度に合わせて、評価項目や評価レベルのモデル解答を用意します ・要望に応じて、着眼点や判断理由を明らかにします ・単に評価演習に留まらず、能力開発目標の設定や面談ロールプレイに使用できるよう、被評価者のプロフィールが明らかになるような内容を作成します |
これらにより、貴社の現場の実態に即した、臨場感のあるケーススタディが可能となります。
作成の仕方
作成にあたっては、基本的に、
・短文列挙方式については、こちらで情報収集します
・文章方式については、担当者の方や社員の方にインタビューを行います
・目標設定に関するケースについては、過去の目標管理シートを参照させていただきます
また、必要に応じて、作業現場などを観察させていただくこともあります。
なお、目標設定に関するケースは、企業所定の目標管理シートを使用して作成します。
費用
・①短文列挙方式 1ケース(A4・3枚程度)3万円~
・②文章方式 1ケース(A4・5枚程度)10万円~
・目標設定に関するケース 1ケース(A3・1枚程度)1万円~
※価格は目安であり、内容やボリュームによって違ってきます。
実績
電話工事業、酒類製造業、運送業、麺類製造業、化学品製造業、商工会、市役所、小中高等学校、小売店、スーパーマーケット、介護サービス業等、多数あります。 |