労務管理Q&A |  |
労務管理は、企業が従業員を雇ったときに必ず必要となるものです。組織の規模・業種・部門・部署を問わず、社員がいるかぎりどこにでも発生します。
また、その内容は、労働基準法をはじめとする労働法規によって規制されているものが多く、他のマネジメント手法のように、自分が正しいと思ったやり方でやればよいというわけにもいきません。さらに、それぞれ個性をもったヒトを対象とするため、ある従業員によい結果を生み出した方策が、別の従業員には悪い結果をもたらすこともあります。
このように労務管理は非常に複雑なもので、現場で発生する多種多様な問題に、最善の解決策を示すのは至難の業ともいえます。
ただ、どの企業組織でも抱える問題だけに、よく起こりうる共通課題といったものもあります。ここでは、そのような”よくあるケース”について、主に法的な側面からの具体的対応を整理しました。
法的に正しい対応をすれば、当事者の納得性も高まり、トラブル拡大のリスクを減らすことができます。また、組織として一貫性のある対応も可能となります。
本欄で留意したのは以下のことです。
- 実際の問題解決につながるよう、なるべく実務的・具体的な事象についてのQ&Aを心がけました。
- 質も大切ですが、それよりも量を重視し、多くの質問に簡単に答えるようにします。なお、メニューおよび中身は適宜増やしていきます。
- 根拠となる法令・通達等を、できる限り示すようにしました。
- 法改正等には速やかに対応するようにしますが、念のために作成日を示しています。
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